17日(日) 第40回 赤倉温泉 大お柴灯まつり がありました。
早いもので40回目の開催。
準備から数えるとまさに1年がかりの行事。
夏に杉枝集めの候補地を探し、秋に杉枝集めの実作業。冬本番。春、雪が消えてからの後片付け。本体製作だけでも大変な労力がかかります。ましてや高齢化。
鳥追い衆の準備も大変です。
前日16日に本体の核となる杉枝で大まかな形を作ります。
年々大変だから小さくしようという声も実際にありますが、出来てしまえば今年も7m規模。
6mの単管パイプの上を行きます。
今年自分は前日の実作業には参加できませんでしたが、事務方の仕事は年前から。
17日 朝からの作業で完成。
今年も東京から国際ボランティアのNICEさんがたくさん来て下さいました。
それと山形大学のともしびさんからも4名。
本当に助かります。
前日の夜、松明づくりをして鳥丸さんで交流会。 良いお酒です。
赤倉小学校の児童もNHKの番組の取材を受けてました。
この様子は2月6日(金)19:30から見ることが出来ます。
今年は未だかつて無いようなものすごい吹雪。
テントも飛ばされそう。
(実際1つ壊れました)
開催も危ぶまれましたが、実施しました。
18時40分から地元の馬頭観音さんの御祈祷。
今年は時間をかけて(熱っつぐ)拝んでいただきました。
開会行事は早坂観光協会長のあいさつ。 来賓として来て下さった高橋重美最上町町長からもお言葉をいただきました。
19時、鳥追いの若衆がお薬師様から御神火を戴き、松明を持って入場。今年は16名の方が走ってくれました。
先にもいいましたが東京からNICEのみなさん(女性の方々もサポート)、山形大ともしびのみなさん、そして地元の若衆。 猛吹雪の中、決して負けない元気を戴きました。
今年もお祝い事のあった4軒と各旅館、飲食店を回ったとのこと。
会場では幸運みかん撒き。子供たちもたくさん拾ってた。
天候の事も考え、早めの展開。
開運抽選会。目玉は福助さん。そして温風ヒーター、コーヒーメーカーも。
赤倉温泉の無料宿泊券4枚、赤倉スキー場のリフト券など豪華賞品。
100本の当たりクジ。自分のうちは残念ながら外れたみたい (ToT)
(考えようでは、運を貯めたという事で)
最後に団子の木を希望者に。
18日も朝から後片付け。そして美味しいお酒。
無事に終え、ホッとしました。そして漸く正月を迎えたみたい。
いろんな方が関わり大きなまつりを成し遂げることができました。
スタッフの皆さんお疲れさまでした。お客さん方ありがとうございました。
来年も多くの方々の力を借り、盛大なお柴灯まつりが出来る事を望みます。
1月17日(土)は赤倉温泉の伝統行事、お柴灯まつりがあります。
今の形になってちょうど40回目となりました。
そう、40周年記念です。おぎゃーと産まれた子が40歳。
それまでは、各家庭や隣組等が集って家の近くで正月飾りやお札(当然ですが、さつではなくふだ)を藁で作ったお柴灯で燃やしていたとの事。
古くは文字通り山岳信仰(近くにある翁山)が盛んなおり、山伏が柴を積み上げ お供え物を積んで焚き、その知恵の聖火によって自身の百八煩悩を焼き付くし、威信力を得て、天下太平百穀成就、万民幸福を祈願した事に始まると伝えられます。
それが、40年前全国中学生スキー大会が赤倉温泉スキー場であるということでその当時の商工会の方々が企画し、規模を大きくしてまとめあげました。なにせスキーの全国大会が来るなんて事はめったなかったことだろうし、それはそれは力が入ったと年配の方々から良く聞きます。
それに鳥追いと言う行事を加えたのです。それ以前の鳥追いは、走り出す前に赤倉に婿に来た人に酒を飲ませ村湯(共同浴場)にみんなして手足を持って放り投げたんだそうです。そしてまちの中を若衆が下帯1つで走り回る。今はさすがに放り投げたりはしませんが走り出す前には村湯に入ってからだを清め暖め薬師神社で御神火をもらい走り出します。その火を持ってお柴灯に点火。その後、その年結婚したり新築したり子供が産まれたうち等目出たい事があった家々や旅館飲食店を『ホーホー、とりぼいだー、とりぼいだー』と言って回ります。
今年は40周年ということもあり若衆もはりきっており20名近くの人が走る予定。地元の若衆は勿論、今年も東京から”ナイス”というボランティアの方々も(もう10年以上になるでしょうか)来て下さいます。
赤倉のお柴灯の規模は多分日本一の大きさ(という事は世界一でもあるのかな)ではないでしょうか。胴回り約20m、高さ7〜8mの円錐形。
午後7時5分点火予定です。
会場では『若スターズ』の賑やか出店が花を添え、赤倉小学校のみんなが作ってくれたペットボトルを使った雪灯篭も飾り付けられます。NHKさんの番組の取材も入っているとの事。
御祝儀を戴いた方々には先着順に羊の絵馬のプレゼント。その他開運抽選会、みかん撒き、団子の木のプレゼント等もあります。捨てるに捨てられないお守りやお札、お持ち下さい。
地元ならではのまつり。どうぞたくさんの方々のご来場をお待ちしてます。
(16・17日の朝9時からお柴灯の準備のお手伝いも募集してます)