今日は、富沢の馬頭観音様の秋の大祭でした。
でしたって言っても、まだやってます。
馬頭観音は奥羽三大馬頭観音の一つで、『(天台宗 浪高山)富山馬頭観世音 東善院 光清寺』と言い、最上33観音の31番目の札所です。
昔から最上町(以前は東小国村と西小国村)は大変な馬産地でした。
小国駒(おぐにごま)と呼ばれ名馬が数多く産出され山形、秋田、越後地方まで移出されていたそうです。 昔は、馬は飼うものでなく、造るものだと。
今は自宅で飼っている方はいないのですが、本町の前森高原で見たり乗ったり出来ます。
馬頭観音は天台宗の祖師のひとり、慈覚大師(円仁)が貞観5年(863)に東北地方を巡られた際に、俊足の馬がたくさん放牧されている様を見て、産馬に適した場所で民衆の生業を利益するものとし開山したと伝えられており、御本尊は自ら彫ったと言われる馬頭観音が納められております。 (参照:最上町HP・最上三十三観音HP)
ちなみに赤倉温泉を開湯したとも言われている。
遠く県外から来られる方も多く、現在でも馬産地として有名な南部地方の方々も。
本堂の中にはたくさんの絵馬が飾ってあります。 それを見るだけでも歴史を感じます。
上山にまだ競馬場があった時、いろいろな関係者の方々も来てました。
馬主さん、厩舎の方、競馬場関係、馬券で勝ちたい人、様々です。
写真左は、荒れ唐獅子(あばれからじし)と呼ばれ、町の有形文化財に指定されています。
出羽の勘七(2代目)の作ではないかと言われている。どうして荒れ唐獅子と呼ばれているかと言うと、夜な夜な観音堂を抜け出すからで、実際縄で縛られて逃げ出せない様にしています。
写真左は、トチの木。 樹齢500年とも600年とも言われ、山形県文化財天然記念物に指定されています。樹高35m、樹周6.25m、大木です。 巨木好きな方は是非! 良いパワースポットでもあります。
門前の出店。
野菜や果物が驚くほど安く美味しく売っておりました。
そのほかにも、焼きそば焼き鳥ババヘラアイス射的当てっこ等魅力的なものが。
本堂の前には土俵があり、午前中富沢の子ども達による奉納相撲があった様です。 そう言えば自分も富沢中学校(現在は最上中に統合)の時、相撲大会があり、5人抜きをした経験があります。
奉納相撲の様子は、友人の小林守くんのFacebookに載ってました。
https://www.facebook.com/video.php?v=706436339436860&set=vb.100002115010638&type=2&theater
さすが馬頭観音、おうまさんも来てた。
参道は 賑やかです。
日本人に限らず、みんな祭りは好きですね。
でも、最近は子ども達より大人の方が好きだと言う感じですかね。
サザエさんのエンディングでも波平さんとフネさんもそんな感じですし。
祭りだ! 酒だー!(これは余計か?)
23日(火)のお彼岸中日(秋分の日)は最上町の町民大運動会です。
今年はお天気も良い様ですし。
これもひとつのお祭りです。
その後の慰労会も................... 。
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