2015年1月12日月曜日

もうすぐお柴灯まつり

1月17日(土)は赤倉温泉の伝統行事、お柴灯まつりがあります。
今の形になってちょうど40回目となりました。
そう、40周年記念です。おぎゃーと産まれた子が40歳。
それまでは、各家庭や隣組等が集って家の近くで正月飾りやお札(当然ですが、さつではなくふだ)を藁で作ったお柴灯で燃やしていたとの事。
古くは文字通り山岳信仰(近くにある翁山)が盛んなおり、山伏が柴を積み上げ お供え物を積んで焚き、その知恵の聖火によって自身の百八煩悩を焼き付くし、威信力を得て、天下太平百穀成就、万民幸福を祈願した事に始まると伝えられます。
それが、40年前全国中学生スキー大会が赤倉温泉スキー場であるということでその当時の商工会の方々が企画し、規模を大きくしてまとめあげました。なにせスキーの全国大会が来るなんて事はめったなかったことだろうし、それはそれは力が入ったと年配の方々から良く聞きます。
それに鳥追いと言う行事を加えたのです。それ以前の鳥追いは、走り出す前に赤倉に婿に来た人に酒を飲ませ村湯(共同浴場)にみんなして手足を持って放り投げたんだそうです。そしてまちの中を若衆が下帯1つで走り回る。今はさすがに放り投げたりはしませんが走り出す前には村湯に入ってからだを清め暖め薬師神社で御神火をもらい走り出します。その火を持ってお柴灯に点火。その後、その年結婚したり新築したり子供が産まれたうち等目出たい事があった家々や旅館飲食店を『ホーホー、とりぼいだー、とりぼいだー』と言って回ります。
今年は40周年ということもあり若衆もはりきっており20名近くの人が走る予定。地元の若衆は勿論、今年も東京から”ナイス”というボランティアの方々も(もう10年以上になるでしょうか)来て下さいます。


赤倉のお柴灯の規模は多分日本一の大きさ(という事は世界一でもあるのかな)ではないでしょうか。胴回り約20m、高さ7〜8mの円錐形。


午後7時5分点火予定です。
会場では『若スターズ』の賑やか出店が花を添え、赤倉小学校のみんなが作ってくれたペットボトルを使った雪灯篭も飾り付けられます。NHKさんの番組の取材も入っているとの事。
御祝儀を戴いた方々には先着順に羊の絵馬のプレゼント。その他開運抽選会、みかん撒き、団子の木のプレゼント等もあります。捨てるに捨てられないお守りやお札、お持ち下さい。
地元ならではのまつり。どうぞたくさんの方々のご来場をお待ちしてます。
(16・17日の朝9時からお柴灯の準備のお手伝いも募集してます)




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