2016年1月11日月曜日

もうすぐお柴灯まつり

1月16日(土)  第41回 赤倉温泉 お柴灯まつり があります。
早いもので41回を迎えました。
今年は例年になく雪が少ないため、開催を危ぶむ声もありましたが、やります!



ここで、お柴灯(おさいど)ってなーに?という方もあると思います。お柴灯は宮城県等で言う「どんと焼き」と同類でしょうか。
 赤倉温泉のお柴灯は文字通り山岳信仰が盛んなおり、山伏が柴を積み上げ お供え物を積んで焚き、その知恵の聖火によって自身の百八煩悩を焼き付くし、威信力を得て、天下太平百穀成就、万民幸福を祈願した事に始まると伝えられます。
赤倉温泉では杉の枝を支柱に藁で覆い、胴回り約20m、高さ7〜8mの巨大なピラミッド型のお柴灯を作ります。その中にはその年にお世話になったお札やお守り、お正月飾りを入れ御神火によリお浄めを願います。
夕暮れと共に雪原の会場に観衆が集まり、篝火が焚かれた会場は幻想的なムードを醸し出します。 やがて、下帯姿の鳥追いの若い衆が松明をかざし会場に入りお柴灯に点火し安全祈願を奉じ、火の勢いが盛んになる頃まちへ駆け出して行き、その年にお祝い事のあった家々や旅館飲食店等を回ります。 特にこの地方独特の『鳥追い』の行事を織り込み、動と静を巧みに演出しています。
と、説明しております。


 直接の準備は昨年の11月8日から行なわれました。
お柴灯本体は杉の枝を組み上げ藁で化粧するのですが、ここ数年の藁不足。
地元生産組合の方々へも藁のご協力をお願いしていますが、コンバインで稲刈りを行なう方も増え、年々数量も減って来てました。 高齢化も手伝い、手狩りでの藁を確保するのも難しくなって来ています。 牛を飼っている方から購入してもいましたが、今年は人数を集め、茅(かや)を刈り大部分を代替えすることにしました。

当日は、御祈祷、幸運みかん撒き、開運大抽選会等もあります。
抽選会は無料。先着順です。目玉賞品もあるようです。楽しみですね。
赤倉小学校の子供たちが作った、ペットボトルの灯籠もきれいです。
地元有志が出店も開きます。

そこに華を添えるのが 鳥追いの若衆 。 
村湯で身を清め、温泉神社でもあるお薬師様から御神火を頂き、下帯姿で会場に入りお柴灯に点火します。 その後は、この1年祝い事のあった家や旅館、飲食店をまわります。
走り手は、地元の若衆始め、東京よりNPO法人のNICEさんと山形大学のサークルともしびさんの有志の方々も走ります。女性の方々も直接は走りませんがサポートして下さいます。

スケジュール 開催 1月16日土曜日
   18:00 開場
   18:30 御祈祷
   19:05 点火   その後、みかん撒きや抽選会

会場はせんしん館前。





昨年のお柴灯は大変な吹雪で、鳥追いの人達が裸で走るのは、かなり難儀なことでした。
さて、今年は雪不足。 どうなるでしょう。


勇壮なお柴灯、皆さん是非どうぞ!!!!!



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