2013年11月16日土曜日

防災訓練

先日、赤倉温泉町内会自主防災会で、 防災訓練 を行いました。
第17回というから、17年も続いていることになります。
『自分達は自分達で守る』ことを基本として独自の防災会を作って始めました。
観光地ということもあり、旅館に宿泊された方々のことも想定した訓練になっています。
防災意識が高いのか、赤倉温泉町内会 約160世帯中、半分以上の方々が参加されました。
目的には:この訓練は、赤倉温泉町内会自主防災会規約に基づき、赤倉地区内における大規模災害及び、密集地火災の災害から赤倉住民の生命財産を保護するとともに自主防災会の強化訓練と赤倉住民の防災意識の高揚を図ることを目的とする。とある。

訓練内容は、
1. 避難誘導訓練
  各指定された避難場所に避難。
  各区長各班避難状況を掌握し別途報告の指示があるまで待機する。
2. 避難情報収集訓練
  避難状況を報告。例えば「1区◯◯世帯全員避難しました」と報告する。
  この中には、旅館関係や救援・援護対象者の避難状況の報告も含まれています。
3. 訓練開始宣言
4. 初期消火訓練
  今回は天候不順のため、訓練自体赤倉小学校の体育館で行われたので、消火器の訓練
  は割愛。報告だけ行われました。
5. 救援・救護訓練
  実際に人形を使い心肺蘇生、AEDの使用も行われました。
  小学生も一生懸命、人形の胸を押してました。
  20回押して、呼吸を確認。それを繰り返す。
  AEDは音声が流れるので、落ち着いてその通りに実施することが重要です。
  今は、マウスtoマウスは感染症の予防や噛まれたりする危険性もあるので、あまり行わ
  れていないようです。


  まず、意識があるか呼びかけて確認。次に近くにいる人に救急車を要請。
  で、実際に救命行為を行います。
  普通、絶対に慌てると思います。自分も実際119番に二度程電話した事があります
  が、最初は電話もスムーズにかけることが出来ませんでした。
  二度目は正確な住所(お客さんのところだったので)もわからず、世帯主の名前もわ
  からず難儀しましたが、最近は携帯のGPS機能が発達している様で、長く話している
  と逆探知してくれて、正確な場所がわかる仕組みになっているみたいでした。
  救急車が来るまで、とても長く感じました。
6. 給食・給水訓練
  炊き出し訓練を行いました。
  5年間の消費期限のある食材を実際に食べました。
  その晩、何気にテレビを見ていたら、イッテQでイモトさんがマナスル登山の挑戦中
  同じものを食べていてビックリ!

7. 閉会式
  町内会長、消防分団長の講評。

その後、防災に関する協定調印式が行われました。
これは、全国的にもまだ実施しているところは少ない内容です。
実際に災害が起きた時、避難場所、食事、飲料水、トイレ等を可能な範囲で提供して頂くという、甲を赤倉温泉町内会自主防災会、乙を赤倉温泉観光協会旅館部会とした正式な文書での協定です。 例えば避難している時、食料が不足するわけです。そこで比較的食料が多い旅館さんにその食料を提供して頂く。現実的には3〜4日程度の食料になると思います。その後は、農家からも提供して頂ける様に働きかけましょうという提案も出ています。
これには、最上町の高橋重美町長に立ち会って頂きました。


今回は、グッと堅い内容になりましたが、いつあるかわからない大災害。
テレビで見ていた事が実際に身の回りに起きる可能性が多々ある現状。
他の地域の方々にもこのような防災会の事を一人でも多く知ってもらい、備えて欲しいという思いで書いてみました。

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